コスモウォーターが「定額コース」をスタート。本当にお得なのか検証してみた!
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コスモウォーターが先日から新しい料金プランの受け付けを始めたようです。
その名も「定額コース」
お水が届く本数が固定されるかわりに、月々に支払う費用が一定になる
先着1,000名様だけの限定キャンペーンということで、最近流行りの「サブスクリプションサービス」っぽい感じもありますし、ちょっと気になりますよね。
果たして、通常コースと比較してお得なのかどうか?インターネット上でもほとんど情報が無かったので当サイトで調べてみました!
※コスモウォーター全体の詳細はこちらのページをご確認ください。
結論から言うと・・・定額コースはデメリットの方が多いように感じました。
おすすめできない理由も含めて詳しくご紹介しますので、参考にしてみてくださいね!
公式サイトからは申し込みできない?
コスモウォーターの「定額コース」は、専用ページからのお申し込み限定のキャンペーンになっているので、公式サイトではお申し込みできません。
コスモウォーターの公式サイトを見ても情報がまったく掲載されていないようで、当サイトも、ユーザー様からの「インターネット広告で見た」というお問い合わせを受けて発見しました。
恐らく、8月半ば頃から始まった料金プランなのではないかと思われます。
せっかくの新プランなので、大々的に告知した方が良さそうな気もしますが・・・
いずれにしても、ウォーターサーバーでは他にあまり見かけない料金プランですので、料金をしっかりシミュレーションして、お得なのかどうかを確かめていきたいと思います。
選べるコースは全部で3タイプ。コストをシミュレーションしてみた
コスモウォーターの定額コースは、3タイプの料金パックから選択することができます。
- ・月額2,980円で、6週間ごとに2本(24リットル)をお届けする「2,980パック」
- ・月額3,980円で、4週間ごとに2本(24リットル)をお届けする「3,980パック」
- ・月額4,980円で、3週間ごとに2本(24リットル)をお届けする「4,980パック」
要するに、配送周期固定&スキップもできないけど、お水の料金が多少割安になっている・・・というのが、「定額コース」のざっくりとした概要。
誤解される方も多いかと思いますが・・・「定額」といっても使い放題でも何でもありません。
お水が足りなくなった時は追加注文も可能ですが、別途料金が発生します。
ちょっと説明しようとしただけでも色々と不便そうな情報が出てきてしまいましたが・・・実際にパックごとにコストをシミュレーションしてみましょう。
スキップを駆使した「通常コース」との比較を表にまとめてみました。
2,980パックの場合
「2,980パック」は、6週間ごとに2本(24リットル)をお届け。
1週間で4リットルのお水を消費する計算になります。
定額コースの場合
定額コースを2019年9月から申し込んだ場合、12月までにかかるコストをシミュレーションしてみました。
定額コース2,980パックの場合、「6週間ごと」という配送周期の都合で水が届かないのに料金を取られてしまう・・・という月が出てきます。
通常コースの場合
3ヶ月目のタイミングで水が余りますが、無料でスキップできるので無理なく消費できます。
それぞれの毎月かかる料金と総額、平均は以下の通り。
2,980パックの場合 | |||||||
コース | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 総額 | 平均月額 | 水の量 |
定額コース | ¥2,980 | ¥2,980 | ¥2,980 | ¥2,980 | ¥11,920 | ¥2,980 | 72ℓ |
通常コース | ¥3,800 | ¥3,800 | ¥0 | ¥3,800 | ¥11,400 | ¥2,850 | 72ℓ |
一見すると、定額コースの方が月々の料金は安く見えるのですが、トータルコストで見ると通常コースの方がお得なことがわかります。
何より、定額コースだと水が届いてもいないのに料金を取られる・・・という月が出てきてしまうので、あまりいい気はしませんよね・・・。
ということで、定額コースの2,980パックを申し込むのはもったいないので、通常コースで十分です。
3,980パックの場合
「3,980パック」は、4週間ごとに2本(24リットル)をお届け。
1週間で6リットルのお水を消費する計算ですが、4週間と1ヶ月はほぼ変わらないので、ここでは1ヶ月に24リットルと置き換えてシミュレーションしています。
定額コースの場合
4週間ごとなので、月に2回(計48リットル)お水が届く場合もあります。
通常コースなら3,800円×2=7,600円かかるところ、定額コースなら3,980円で済むのはかなりお得に見えますが、逆に水が余って消費しきれない恐れもあるので、注意したいところ。
通常コース
通常コースの場合は、毎月2本(24リットル)を注文する想定としています。
無理なく消費できますし、水が余分に溜まりそうな時は無料でスキップもできる理想的な注文ペースといえるでしょう。
3,980パックにおけるコスパ比較表はこの通り。
3,980パックの場合 | |||||||
コース | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 総額 | 平均月額 | 水の量 |
定額コース | ¥3,980 | ¥3,980 | ¥3,980 | ¥3,980 | ¥15,920 | ¥3,980 | 120ℓ |
通常コース | ¥3,800 | ¥3,800 | ¥3,800 | ¥3,800 | ¥15,200 | ¥3,800 | 96ℓ |
水の量の違いはあるものの、定額コースの120リットルはちょっと多いので持て余す可能性が高いです。
せっかくの天然水なので、溜めこむことなく新鮮なうちに飲みたいところ。
ポイントは、水の量ではなく消費ペースを基準に比較するのが重要ということです。
いくら定額とはいえ、飲みきれないうちに次から次へと水が届くのは、何だか急かされている気がしてストレスになりそうですからね・・・。
3,980パックに関しても、通常コースの方がコスパが良いので、定額コースは必要ないと思います。
4,980パックの場合
3週間ごとに24リットル=1週間に8リットルを消費する計算でシミュレーションしていきます。
ここまで見てきたように、コスモウォーターの定額コースは、水の消費量が多いほどお得感が増すプランになっているので、4,980パックなら定額コースの方がお得かもしれません。
定額コースの場合
月に2回お水が届く月が頻繁に出てくるのが4,980コース。
月に2回=48リットル、つまり通常コースだと7,600円分のお水が約3,000円安く隔月で届くのは、お得といえそうです。
ここまでくると、さすがに通常コースよりも定額コースの方がお得になるかもしれません。
それでは通常コースも見ていきましょう。
通常コースの場合
同様の消費ペースで、通常コースを利用した場合のシミュレーションです。
消費ペースを考慮すると、4,980パックの場合、通常コースもお水が届くタイミングは定額コースと同じになります。
ただし、通常コースの場合はその都度、追加注文が必要。
自分で手配しないといけない上に、もちろん追加料金も発生するのがネックです。
それでは、比較表も見てみましょう。
4,980パックの場合 | |||||||
コース | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 総額 | 平均月額 | 水の量 |
定額コース | ¥4,980 | ¥4,980 | ¥4,980 | ¥4,980 | ¥19,920 | ¥4,980 | 144ℓ |
通常コース | ¥7,600 | ¥3,800 | ¥3,800 | ¥7,600 | ¥22,800 | ¥5,700 | 144ℓ |
4,980パックの場合、定額コースの方がはっきりお得ですね。
月々700円ほどの差がありますので、お水を大量に使う家庭なら定額コースを検討してみても良いかもしれません。
まとめ
- 【×】2,980パック:通常コースで十分。
- 【×】3,980パック:通常コースで十分。
- 【△】4,980パック:検討の余地あり。ただし要注意。
解約金50,000円?コスモウォーター定額コースのデメリット
シミュレーションの結果、コスモウォーターの定額コースは水の消費ペースによっては多少安くなるかもしれないということがわかりました。
次に、月々の料金以外にチェックしておくべきポイントをまとめましたので参考にしてみてください。
コスモウォーター「定額コース」料金以外の注意点
- ・追加注文も可能だが、別途料金が発生する
- ・定額コース内でのパック変更は可能。ただし、通常コースへの変更は不可。
- ・契約期間(2年間)満了後は原則、自動更新。解約には電話での連絡が必須
- ・解約金は通常コースよりも高くなる可能性大
2,980パックで水が足りない場合に3,980パックに変更する・・・といったことも可能ではあるのですが、プランを途中で変更する場合は解約扱いとなり、解約金も発生します。
定額コースから通常コースへの変更もできません。
そして、コスモウォーターの定額コースで一番のデメリットが、解約金。
これが非常に厄介なのですが、定額コースの利用規約によると・・・
3. 前項で定める解約手数料は、下記の解約精算金とサーバー引取手数料を合算したものになります。なお、下記計算により、解約精算金が計算上マイナスとなった場合は0円とみなし、差額の返金はいたしません。また、当該差額をサーバー引取手数料の金額から減額することもいたしません。 解約精算金:出荷手配済み本数 × お申込時の本商品の定価 - すでにお支払いただいた月額料金の総額 サーバー引取手数料:9,000円(税込9,720円)
4. 月の途中で解約された場合、解約月の月額料金の日割り返金はできません。また、解約後は、上限本数に達していない場合であっても、残本数の注文はできません。 (割愛)
6. 定額利用期間内に、本定額サービスのその他のパックへ変更される場合、利用本数とお支払いいただいた月額料金に応じた更新精算金(計算方法等は次項で定めます)を一括にてお支払いいただきます。なお、更新後は、更新前のパックにおいて上限本数に達していない場合であっても、残本数の注文はできません。また、本定額サービス以外への変更はできません。
解約金の計算が非常にややこしいのですが、実はそれぞれのパックには「上限本数」というものが設けられているのですが、
2,980パックなら38本、3,980パックで52本、4,980パックは66本・・・が「上限本数」となっており、これが「出荷手配済み本数」にあたります。
それでは解約金を具体的に試算してみましょう。
まず、利用規約に記載されている計算式を分解して見ると・・・
解約精算金:
出荷手配済み本数 × お申込時の本商品の定価 - すでにお支払いただいた月額料金の総額
サーバー引取手数料:9,000円(税込9,720円)
- ①出荷手配済み本数・・・各パックの上限本数
- ②お申込時の本商品の定価・・・各パックの月額料金×2年間÷上限本数
- ③すでにお支払いただいた月額料金の総額・・・各パックの月額料金×解約までの利用月数
- ④サーバー引取手数料・・・9,000円
例として、2,980パックを1年間利用後に解約した場合の解約金を出してみました。
【2,980パック】1年間利用後に解約した場合 | |||||||
① | ② | ③ | ④ | 解約金総額 | |||
38 | ¥1,882 | – | ¥35,760 | + | ¥9,000 | = | ¥44,756 |
¥71,516 |
コスモウォーターの通常コースの場合、契約から1年後に解約しても解約金は9,000円+サーバー引取手数料9,000円で総額18,000円になります。
それと比較すると、定額コースの解約金は信じられないほど高いですね・・・。
解約金の異常な高さは、コスモウォーターの定額コースの最大のデメリットと言っても過言ではなく、まったくおすすめできません。
【結論】コスモウォーター定額コースはおすすめできない
コスモウォーターの定額コースの特徴や注意点をまとめてみました。
コスモウォーター「定額コース」の特徴と注意点
- ・「定額」とは言っても上限が厳しく、使い放題ではない
- ・2,980パックと3,980パックはおすすめできない。4,980パックは検討の余地あり
- ・解約金は、通常コースはもちろん他のどのウォーターサーバーよりも遥かに高い
「定額コース」のシステム自体があまり魅力的ではないのですが、4,980パックであれば水の消費量が多い家庭に限り検討の余地があるかもしれません。
しかし、大きなネックになるのが、先ほどご紹介した解約金。
それでもコスモウォーターが気になる・・・という方は、公式サイトから通常コースを申し込みましょう。
※コスモウォーター全体の詳細はこちらのページをご確認ください。
コスモウォーターは、ウォーターサーバーのデザイン性や機能性はあまり高くなく、フレシャスなど他のメーカーには及びませんが、シンプルな料金設定が強みです。
目先の料金だけでなく、必要な機能が備わっているか?デザインが好みか?使い勝手は良さそうか?など、毎日ストレスなく利用できそうかどうかを良く検討した上で、ウォーターサーバーを選んでくださいね。